サポート校って何?通信制高校との関係と発達障害の子への支援体制を解説

シリーズ4日目は、通信制高校とサポート校との関係について書いていきます。

サポート校とは?

サポート校は、通信制高校の学習をサポートする民間の教育機関です。通信制高校と同時に在籍し、高校卒業に向けた学習支援や生活指導を行います。

重要なポイント

・サポート校単独では高校卒業資格は取得できません

・必ず通信制高校との二重在籍が必要です

・私立の教育サービス機関という位置づけです

通信制高校とサポート校の役割分担

・通信制高校の役割

・高校卒業資格の認定

・単位認定試験の実施

・公的な学籍管理

サポート校の役割

・日常的な学習指導

・レポート作成のサポート

・生活指導・進路指導

・心理的サポート

☆発達障害の子へのサポート体制

個別学習支援

一人ひとりの特性に合わせた学習計画を立て、苦手分野の克服や得意分野の伸長をサポートします。集中力が続かない子には短時間集中型、じっくり取り組みたい子には時間をかけた指導を行います。

ソーシャルスキルトレーニング

コミュニケーション能力や社会適応能力の向上を目的とした指導を行います。グループワークや体験活動を通じて、同年代との関わり方を学びます。

心理的サポート

専門カウンセラーによる定期的なカウンセリングや、保護者相談なども実施しています。二次障害の予防や、自己肯定感の向上にも力を入れています。

進路支援

発達障害の特性を理解した上で、一人ひとりに適した進路選択をサポートします。大学進学、専門学校進学、就職それぞれに対応した指導を行います。


サポート校の種類

進学重視型

大学受験に特化したサポートを行います。発達障害があっても大学進学を目指す子に適しています。

職業準備型

将来の就職に向けた実践的なスキルを身につけることを重視します。職業体験やインターンシップなども充実しています。

総合支援型

学習面、生活面、進路面を総合的にサポートします。最も一般的なタイプで、幅広いニーズに対応できます。

専門特化型

IT、デザイン、音楽など、特定分野に特化したサポートを行います。特技を活かしたい子に適しています。


サポート校選びのポイント

発達障害への理解度

・専門知識を持ったスタッフがいるか

・個別支援計画を作成してくれるか

・保護者との連携体制は整っているか

学習環境

・少人数制のクラス編成か

・静かで集中できる環境が整っているか

・個別指導の時間が確保されているか

通学の利便性

・自宅からの通学時間

・電車やバスでの通学のしやすさ

・週何日通学する必要があるか

費用と内容のバランス

・提供されるサポート内容と費用が見合っているか

・追加費用が発生する場合の条件

・奨学金や割引制度の有無


サポート校のメリット・デメリット

〇メリット

・きめ細かい個別サポートが受けられる

・同年代との交流機会がある

・生活リズムが整いやすい

・進路選択の幅が広がる

×デメリット

・費用が高額になりがち

・学校によって質の差が大きい

・通学が負担になる場合がある

明日は、実際の学校選びのポイントについてお話しします。

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