小3・4年生への効果的な声かけ

小3・4年生への効果的な声かけ

こんにちは、グレーゾーンの子向け学習塾「なないろ学習塾」です。今日は「自分でやりたい気持ちを尊重!小3・4年生の自立心を育てる声かけ」についてお話しします。

自分でやりたい気持ちを尊重!小3・4年生の自立心を育てる声かけ

小学校3・4年生になると、多くのお子さまは「自分でやりたい」という気持ちが強くなってきます。しかし、グレーゾーンのお子さまの場合、その気持ちと実際の能力にギャップがあることが多く、保護者としてどこまで手伝うべきか、どう声をかけるべきか悩むことが多いのではないでしょうか。

なぜ「自分でやりたい」気持ちを尊重すべきなのか

この時期の「自分でやりたい」という気持ちは、自己肯定感や自己効力感を育む重要な土台となります。この気持ちを否定されると、「どうせできない」という無力感を抱きやすくなります。また、学習においても主体性は非常に重要です。

しかし同時に、グレーゾーンのお子さまは、「やりたい」と思っても実際にはうまくできず、失敗体験を重ねてしまうことも少なくありません。ここで大切なのは、適切なサポートと効果的な声かけです。

効果的な声かけのポイント

1. 選択肢を与える声かけ

「これをやりなさい」ではなく、「AとBのどちらからやる?」と選択肢を提示することで、お子さまに決定権を与えましょう。

例)

✖「宿題、さっさとやりなさい」

⭕「算数と国語、どっちから始める?」

2. プロセスを認める声かけ

結果だけでなく、取り組む姿勢や過程を具体的に褒めましょう。

例)

✖「100点取れてえらいね」

⭕「難しい問題も最後まであきらめずに取り組んだね」

3. 困った時の声かけ

つまずいている時は、すぐに答えを教えるのではなく、考えるヒントを与えましょう。

例)

✖「ほら、こうやるんだよ」と答えを教える

⭕「前にやった似た問題を思い出してみよう」「どんな情報がわかっている?」

4. 自己評価を促す声かけ

お子さま自身に振り返りをさせることで、メタ認知能力(自分の思考を客観的に見る力)を育てましょう。

例)

✖「もっと丁寧に書きなさい」

⭕「自分の字を見て、どう思う?読みやすい?」

実践例:宿題をめぐる場面での声かけ

ケース:宿題に取りかかれないお子さま

多くのグレーゾーンのお子さまは、「どこから手をつけていいかわからない」という状態になりがちです。

効果的な声かけの流れ:

まず共感:「たくさんあって大変だね」

見通しを立てる:「何から始めると、やりやすい?」

小さなステップに分ける:「まずは1問だけやってみよう」

環境調整を一緒に考える:「集中するには、どんな場所がいい?」

達成を認める:「1ページ終わったね!よく頑張ったね」

当塾でも、このような声かけを実践することで、お子さま自身が「できた!」という成功体験を積み重ね、自信につながっています。

明日は「小3・4年生の塾活用法」についてお届けします。お楽しみに!


なないろ学習塾では現在、新規入塾者を募集中です。(岡山教室・倉敷教室共に受け入れ可能)

相談・見学・無料体験随時受付中です。気になる方は一度お電話ください。

電話086-897-2476(受付時間 平日13-20時 土曜10-12時)


できた!がふえる - なないろ式学習法の実践ブログ

発達障害・学習障害、不登校など「様々な不器用さ」を抱える子が「できた!」を積み重ねる喜びを大切に。 なないろ学習塾では一人ひとりの特性に合わせた学びを提供し、小さな成功体験を大切にしています。そんな「なないろメソッド」を紹介するブログです。

0コメント

  • 1000 / 1000