実際に効果があった!ゲーム時間を自然に減らす魔法の言葉かけ【実践編】

シーン別声かけ集:朝・帰宅後・夕食前・就寝前

昨日の基本パターンを踏まえて、今日は具体的なシーン別の声かけ例をご紹介します。これらは実際に保護者の方に試していただき、効果があったものばかりです。

【朝のゲーム】

❌「朝からゲーム?学校の準備は?」

⭕「朝から元気だね!でも学校に間に合うように、8時までに準備を終わらせようか。今何時だっけ?」

【帰宅後すぐのゲーム】

❌「宿題が先でしょ!」

⭕「お疲れさま!学校どうだった?少しゲームでリフレッシュしてから、宿題タイムにしようか」

【夕食前のゲーム】

❌「ご飯だからやめなさい!」

⭕「いい匂いでしょ?お腹すいてない?今日の夕飯、○○だよ。どこまで進んだら来れそう?」

【就寝前のゲーム】

❌「もう寝る時間!」

⭕「明日も学校があるから、体をしっかり休めようね。あと何分くらいで区切りがつく?」


「ゲームやめなさい」を言い換える5つの表現

同じ意味でも、言い方を変えるだけで子どもの反応は大きく変わります。

時間の意識を持たせる言い換え

「やめなさい」→「時間を確認してみて」

次の行動を提案する言い換え

「やめなさい」→「次は○○の時間だよ」

協力をお願いする言い換え

「やめなさい」→「お母さんを手伝ってくれる?」

体調を気遣う言い換え

「やめなさい」→「目が疲れてない?少し休憩しない?」

達成感を認める言い換え

「やめなさい」→「すごく上達したね!今日はここまででどう?」


子どもが自分から「やめる」と言い出す仕掛け作り

最も効果的なのは、子ども自身が「やめよう」と思える環境を作ることです。

仕掛け1:ゲーム時間の見える化

「今日は何時間ゲームしたか、一緒に記録してみない?」

子ども自身が時間を意識するようになります。

仕掛け2:達成目標の設定

「今日はこのレベルまで上がったらやめる、って決めてからスタートしてみない?」

目標を達成した時の満足感を味わえます。

仕掛け3:次の楽しみの予告

「ゲームの後は、一緒にお菓子作りしない?」

次に楽しいことが待っていると、切り替えやすくなります。

仕掛け4:ゲーム以外の得意分野を褒める

「昨日の数学の宿題、すごく丁寧にできてたね」

ゲーム以外でも認められることで、バランスが取れます。


失敗例から学ぶ「やってはいけない」声かけ

逆に、避けるべき声かけもあります。実際にうまくいかなかった例をご紹介します。

失敗例1:条件付きの脅し

「ゲームやめないなら、明日は禁止よ」

→ 親子関係が悪化し、隠れてゲームをするようになる

失敗例2:他の子との比較

「○○君はもっと勉強してるのよ」

→ 自己肯定感が下がり、やる気をなくす

失敗例3:感情的な否定

「そんなくだらないことばかりして!」

→ 子どもの好きなものを否定され、親への信頼が失われる

失敗例4:一方的な決めつけ

「ゲームは1日1時間まで」

→ 子どもの意見を聞かずに決めると、反発を招く

大切なのは、子どもを一人の人間として尊重し、対話をしながら解決策を見つけることです。


明日は最終回。今日学んだ声かけ術を活かして、家族でゲームとのつきあい方を話し合う方法をお伝えします。今夜、お子さんとの会話で、今日ご紹介した声かけを一つでも試してみてくださいね。

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