聞く耳を持つ - 高校生との対話の始め方

高校1年生-学校への適応困難、家庭での対応策,2日目です。

話しやすいタイミングを見つける

子どもとの対話で最も大切なのはタイミングです。無理に話をさせようとすると、かえって心を閉ざしてしまうことがあります。

おすすめのタイミングは、車の中での移動時間、一緒に料理をしているとき、夜の静かな時間、散歩中などです。お互いの目を直接見つめ合わない状況の方が、子どもは話しやすく感じることが多いのです。

また、子どもがリラックスしているときや、何か楽しいことをした後など、心に余裕があるタイミングを見計らうことも重要です。


安心できる環境づくりのコツ

対話の環境づくりも大切です。テレビを消す、スマートフォンを置く、兄弟姉妹のいない場所を選ぶなど、集中して話せる環境を整えましょう。

そして何より大切なのは、親自身が落ち着いて、急かさず、裁かない姿勢でいることです。子どもは敏感に親の感情を察知します。焦りや不安を感じると、本音を話すのをためらってしまいます。


最初の一声をかける方法

いきなり「学校はどう?」「何か困ってない?」と聞くのではなく、まずは日常的な話題から入ることをお勧めします。

「今日は疲れてそうだね」「最近よく眠れてる?」「何か美味しいもの食べたい?」など、相手を気遣う言葉から始めると自然です。

そして、子どもの反応を見ながら、「もし話したいことがあったら、いつでも聞くよ」という姿勢を伝えることが大切です。


避けるべき言葉と態度

対話では、避けるべき言葉や態度があります。「なぜ」「どうして」を連発する質問攻め、「私の頃は」という比較、「頑張れば大丈夫」という安易な励まし、「そんなことで」という否定的な反応は、子どもの心を閉ざしてしまいます。

また、話の途中で解決策を提示したり、アドバイスをしたりするのも控えめにしましょう。まずは子どもの気持ちを十分に聞くことが最優先です。

子どもが話してくれたときは、「話してくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。

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