選択肢を知る - 通信制高校という道
高校1年生-学校への適応困難、家庭での対応策,3日目です。
通信制高校の基本的な仕組み
通信制高校は、通学の頻度が少なく、自宅学習を中心とした高校教育システムです。年間20日程度のスクーリング(登校日)と、レポート提出、単位認定試験により卒業を目指します。
全日制高校と同じく3年間での卒業が可能で、卒業すれば高校卒業資格を取得できます。大学受験や就職においても、全日制高校卒業者と同等の扱いを受けることができます。
近年は、ICTを活用したネット授業や、個別サポート体制が充実した学校も増えており、多様な学習スタイルに対応しています。
全日制高校との違いとは
最も大きな違いは、毎日通学する必要がないことです。これにより、自分のペースで学習を進められる一方で、自己管理能力が重要になります。
クラスメイトとの関わりは限定的になりますが、スクーリング時には様々な年齢や背景を持つ仲間と出会えます。部活動やイベントを実施している学校もあり、希望すれば学校生活を楽しむこともできます。
学習面では、基礎から丁寧に指導する学校が多く、一人ひとりの理解度に合わせたサポートを受けられることが特徴です。
転学手続きの流れと時期
転学手続きは、現在の高校からの転校と、通信制高校への入学という二つのプロセスが必要です。
まず、現在通っている高校に転学の意向を相談します。その後、希望する通信制高校に入学相談を行い、必要書類を準備します。転学のタイミングは学期末が一般的ですが、学校によっては随時受け入れを行っているところもあります。(SGSGが運営する奉還町学習センターは毎月1日付で受付)
取得済みの単位は引き継げるため、1年生の途中で転学しても卒業が大幅に遅れることは通常ありません。
通信制のメリット・注意点
メリットとしては、自分のペースで学習できる、人間関係のストレスが軽減される、時間に余裕ができる、個別サポートが受けられる、などがあります。
注意点としては、自己管理が必要である、友人関係を築く機会が限定的、進路選択時に情報収集を積極的に行う必要がある、などが挙げられます。
重要なのは、通信制高校は「逃げ道」ではなく、子どもに適した学習環境を選択する「積極的な選択」だということです。
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