栄養士が教える『手抜きじゃない、賢い手間抜き』夏休み昼食の基本ルール
夏休み昼食で最低限おさえたい栄養バランス3つのポイント
「毎日のお昼ご飯、栄養バランスが心配で...」そんなご相談をよく受けます。
SGSGグループの栄養士、和泉さんにお話しを聞いてみました。和泉さんによると、「完璧を目指さなくても大丈夫」ということです。夏休みの30日間、最低限この3つのポイントを押さえれば、子どもの成長に必要な栄養は確保できます。
ポイント1:エネルギー源となる「主食」をしっかりと
ご飯、パン、麺類など、活動的な夏休みを過ごす子どもたちの体を動かすエネルギー源です。「太るから」と控えめにせず、しっかり食べさせてあげましょう。
ポイント2:体を作る「たんぱく質」を毎食ひとつは
肉、魚、卵、豆腐、チーズなど。成長期の子どもには欠かせない栄養素です。「毎食ひとつは必ず」を合言葉に。
ポイント3:体調を整える「ビタミン・ミネラル」を意識的に
野菜、果物から摂取。夏バテ防止のためにも重要です。「一口でもいいから色の濃い野菜を」を心がけてください。
「主食・主菜・副菜」を5分で揃える時短テクニック
栄養バランスの基本「主食・主菜・副菜」を5分で揃える、我が家で実践している時短テクニックをご紹介します。
テクニック1:「ワンプレート作戦」
大きめのお皿に、ご飯、おかず、野菜を盛り付けるだけ。洗い物も少なく、見た目も華やかになります。
実例:ワンプレート丼
ご飯の上に市販の焼き鳥缶詰をのせる(主食+主菜)
横にプチトマトとキュウリを添える(副菜)
仕上げに刻み海苔をパラパラ(ミネラル補給)
調理時間:3分、栄養バランス:◎
テクニック2:「重ね技レンジ調理」
電子レンジを使って、一度に複数の調理を済ませる方法です。
実例:レンジで同時調理
下段:冷凍うどんを解凍
上段:同時に冷凍野菜ミックスを加熱
仕上げ:めんつゆを混ぜて完成
調理時間:4分、後片付け:最小限
冷凍食品・レトルトを使った「罪悪感ゼロ」の組み合わせ術
「冷凍食品やレトルトばかり使って、手抜きしてしまって...」という罪悪感、今日で手放しませんか?
現在の冷凍食品・レトルト食品は、栄養面でも安全面でも非常に優秀です。問題は「使い方」なのです。
罪悪感ゼロの組み合わせ例:
組み合わせ1:冷凍チャーハン+具だくさん味噌汁
冷凍チャーハン(主食+少量の主菜)
インスタント味噌汁に冷凍野菜とわかめを追加(副菜+ミネラル)
プチトマト3個(ビタミンC)
栄養評価:十分合格!所要時間:5分
組み合わせ2:レトルトカレー+サラダ+ヨーグルト
レトルトカレー+ご飯(主食+主菜)
袋サラダ+ミニトマト(副菜)
ヨーグルト(たんぱく質+カルシウム)
栄養評価:バランス良好!所要時間:3分
子どもの成長に必要な栄養を「作り置き」で確保する方法
週末に少し時間を取って、平日が楽になる「栄養作り置き」をしてみませんか?難しいものではありません。
作り置きメニュー5選(各30分以内で完成):
1. ゆで卵(10個分)
一週間分をまとめてゆで卵に。たんぱく質の確保が簡単になります。
2. 野菜ミックス冷凍
人参、ピーマン、玉ねぎを小さく切って冷凍。チャーハンや焼きそばにパラパラ入れるだけ。
3. ミートソース(大量作成)
市販のレトルトに挽肉と野菜を足して煮込み。パスタ、ご飯、トーストにも使えます。
4. おにぎりの具(3種類)
ツナマヨ、鮭フレーク、おかかを小分け冷凍。朝握るだけでOK。
5. フルーツカット
洗って皮をむいて小分けパックに。おやつや食後のデザートに。
夏バテ防止に効果的な食材選びのコツ
夏休み後半、子どもたちの夏バテが心配な時期です。食材選びで夏バテを予防しましょう。
夏バテ防止の食材ベスト5:
1. 豚肉(ビタミンB1が豊富)
疲労回復効果抜群。冷しゃぶ、豚丼、ポークカレーで手軽に。
2. トマト(リコピン+水分補給)
そのまま食べても、料理に使っても◎。冷やしトマトは子どもも大好き。
3. 納豆(たんぱく質+ビタミンB群)
食欲がない時でも食べやすい。ご飯にのせるだけで栄養満点。
4. 枝豆(たんぱく質+ビタミンC)
冷凍枝豆を常備。おやつ代わりにも最適。
5. スイカ(水分+ミネラル)
水分補給と同時に、カリウムで熱中症予防も。
明日は、子どもが「また作って!」とリクエストする具体的なレシピをご紹介します。火を使わない安全レシピから、コスパ最強メニューまで、実用的なレシピを10選お届けしますので、お楽しみに!
--------------
なないろ学習塾では現在、新規入塾者を募集中です。(岡山教室・倉敷教室共に受け入れ可能)相談・見学・無料体験随時受付中です。気になる方は一度お電話ください。
電話086-897-2476(受付時間 平日13-20時 土曜10-12時)
0コメント